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アジアの平和 ⑤北東アジアを非核兵器地帯に [平和外交]

 新冷戦の脅威を踏まえつつ、アジアひいては世界に平和をもたらすために、日本は何をしたらよいか。前回の「未来志向の対韓国外交」に続いて、北東アジア非核兵器地帯構想について述べよう。

 

1.非核兵器地帯の現状

安全保障を核兵器に依存しないと条約で決めた地域を非核兵器地帯と呼んでいる。現在までに、世界で署名された非核兵器地帯条約の締約国は下記の通り、6地域、116か国となっている。

1969年中南米33か国、1986年南太平洋(13か国地域)、

1997年東南アジア(10か国)、2000年モンゴル(1か国)

2009年中央アジア(5か国)、2009年アフリカ諸国(53か国)。

 条約には、核保有国が、非核兵器地帯への核攻撃や威嚇を禁止する内容も含んでいる。ただし核保有国の署名と批准が条件で、いわゆる「消極的な安全の保証」である。

非核兵器地帯とその締約国が増えてくれば、国連の場で、核兵器による攻撃・威嚇の禁止を勝ち取り、核兵器の抑止力神話をなくすことができると思う。核廃絶の視野が開けて来よう。

 

2.北東アジア非核兵器地帯構想

米朝協議が、一時の期待をよそに停滞している。北朝鮮は、非核化の段階に応じた代償を求めており、一気に進展する見込みはない。北朝鮮の非核化を望まない中国が、裏で糸を引いているという説もある。

こんな時こそ、日本の外交が試される時である。北朝鮮と日韓の三国が集まって、北東アジア非核兵器地帯の協議の場を作ってはどうか。

北朝鮮の非核化、在韓米軍の核撤去、日本の非核三原則堅持(コラム参照)を議題にして合意を目指すのである。米朝協議を待たずに、北東アジアを非核兵器地帯にできれば、前進である。

 

3.中国の非核化(後述)

 

4.インド、パキスタンの非核化(後述)

 

5. まとめ(筆者コメント)

 

①北東アジア非核兵器地帯の実現など、出来る筈がないと言う声が聞こえてきそうだ。だが、はなから諦めてしまうのは敗北主義である。

 

②非核兵器地帯の条約がないのは、米、ロ、EU、中東、アジア(東南アジアを除く)である。最後まで抵抗しそうな米ロに、みんなで圧力をかける体制を早く作ろう。

 

③北東アジア非核兵器地帯の協議の場が持てれば、拉致問題の解決にも、つながると思う。

 

コラム 非核三原則

 

非核三原則とは、日本が核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」という3つの原則のこと。1967年当時の佐藤栄作総理が沖縄返還交渉時に言及し、翌年の施政方針演説で順守を表明、1972年、沖縄は「核抜き・本土並み」で返還された。これが評価されて、佐藤元総理は1974年にノーベル平和賞を受賞した。以後、非核三原則は日本の基本政策となった。

 しかし実態は、日米安保で、核持ち込み時には事前協議する規定があったが、米国は守らず、日本も黙認してきた。非核三原則の問題点は「持ち込ませず」が形骸化していることである。

 

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majyo

核の抑止力神話を無くすこと
それが大切ですね。
被爆国である日本ですら
核抑止力を持ちたいと思う人たちが多い
非核三原則は無実化しています。
アメリカに従うだけではなく、日本として確固たる強い意志を示して欲しいです

by majyo (2018-12-20 18:43) 

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